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特別号
〜クリスマス・プレゼントは“お世話になったあの方に〜”〜


文・西川桂子(バンクーバー・カナダ)


 12月になると日本では、お歳暮などの買い物で街が賑わうが、カナダでもショッピングモールなどはクリスマス・プレゼントを買う人で大変な人混みだ。日本のクリスマス・プレゼントというと、子どもか恋人に贈るイメージがあるのに対して、カナダではパートナー、親、兄弟、甥や姪をはじめとした親戚、職場の仲間、上司、スタッフ、親しい友人、果ては仕事の得意先などなど、実に様々な人へプレゼントを用意する。

 カナダに来て最初の年のこと。上司や同僚から「メリークリスマス」と、プレゼントをいただいて驚いた。私は何も用意していなかったので恐縮しつつ、大慌てで買い物に行ったのを覚えている。カナダでのクリスマス・プレゼントは、日頃「お世話になったあの方に〜」感謝を示すという、まさしくお歳暮のような意味合いもあると、そのときに知った。

 だから、子ども関係では、学校の担任の先生に加えて、スポーツのコーチやピアノなどのお稽古ごとの先生などにもプレゼントを用意することがある。誰もがコーチや先生に贈り物をするわけではないが、私は、「いつも子どもたちがお世話になっているし」と思うし、子どもたちも、友達がプレゼントを渡しているのを見るからだろう、準備したいと言う。

 我が家では、なぜか先生方には手作りジャムを差し上げるのが恒例。フリーザーに保存している夏の間に一家で摘んだラズベリーを出してきて、親子でジャムづくりに取り組む。

 毎年、クリスマスのショッピングは混むので、できるだけ早めに出かけるつもりが、いつもギリギリになってしまう。いよいよ12月に突入したことだし、今週こそ、買い物に行かなきゃ!


地球はとっても丸い:第100号