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特別号
年末特別企画『地球丸的・ゆく年、くる年』
師走がやってきましたね! 『地球はとっても丸い』でも、
各地で年がゆき、新しい年がやってきます。



文・古川直子(マサチューセッツ州・アメリカ合衆国)


 アメリカ合衆国の年末といえば、なんといっても"クリスマス"。そして、これに欠かせないのは"カード"だ。日本の年賀状のようなものだが、ちょっと違うのは、もらったカードがリビングルームなどに飾られることだ。種類もさまざまで、日本にもあるような二つ折りになっていて中にコメントが書けるようになったものや、年賀状のように写真が入ったはがきタイプのものがある。写真付きのものは、サイズは日本のはがきとは違い、こちらの封筒に入りやすいように横長のものが主流。

 日本の年賀状は送られた本人、多くてもその家の家族の目にしか触れないが、カードはどの家もリビングルームや暖炉の上、壁などに飾られ、ホリデーシーズン中はその家を訪れるいろんな人に見られる。だから、どの家も少しでも見栄えのするようにと工夫されたものを送っているようだ。カードは、この時期、クリスマスツリーやポインセチアと並んで、なくてはならない飾りになっている。

 が、このカード、宗教に関係なく、誰もがカードを交換しあうので、挨拶の言葉だけは気をつけることが必要だ。「クリスマス」というのはキリスト教の考えなので、「ハッピーホリデー」など、宗教色のないことばを使うのが無難である。配達期間はだいたい11月末にあるサンクスギビング(感謝祭)が明けた頃からクリスマスまでだが、年明けくらいまでOKという。日本のように「元旦に出すもの」ではなく、ホリデーシーズン中につけばいいので、人によってはシーズン一番乗りを目指して、サンクスギビングの翌日に配達されるように張り切る人もいる。



地球はとっても丸い:第101号